ヤリマン
嫁の話に必ずと言っていいほど登場するSという22歳の女性がいる。
そいつはただのヤリマンだ。 話聞いてると、その日会った奴とヤるのは当たり前。彼氏ができたとか聞いたと思えば一ヶ月経たずに破局してるし、前なんか誰のか分からないガキができて堕ろしたとか。
自分の知り合いを悪く思いたくない気持ちはわからんでもないが、ヤリマンはヤリマンなのである。
そして俺はヤリマンが嫌いだ。 なんで嫌いかというと、俺はヤリマンに出会ったことがないからだ。 正確には「ヤリマンはヤリマンでありながら俺にヤラせてくれなかった」からである。
ヤリマンの定義とは、行きすがりの性交に抵抗がなく、かといって援交みたいに金銭を要求するわけでもなく、ノリでOK的な楽観的思考を持ち、たとえ交際に至らずともこちらの都合で呼び出せばノコノコ現れ、気がつけばベッドの中という、慈悲に満ちた存在であり、キリストの言う「汝、隣人を愛せよ」という言葉がもっとも当てはまる天女様・・・だと思っていた。
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